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タイのエイズ孤児たちに安心な暮らしを。

2014.02.27

Edit:Kayo Iwaki
タイ・チェンマイにあるエイズ孤児たちの生活施設「バーンロムサイ」

ジョルジオ アルマーニ ジャパン社の資金協力を得て、1999年12月に開設されました。
両親をエイズで亡くし、自分たちもHIVに母子感染した1歳から18歳まで
30名の子供たちが暮らしています。

「バーンロムサイ」とは、タイ語で「ガジュマルの木の下の家」という意味。
ガジュマルの木は、タイでは神様が宿ると信じられ、暑いときには日陰を、
雨が降ったときには雨宿りの場を人々に与えることから、「子供たちが安心して
暮らし、学び、遊べる場でありたい」と、この名前がつけられたそうです。

開設当初はHIV/AIDSに対する偏見や差別がありましたが、イベント開催などを通じて
「バーンロムサイ」から率先して地域の人たちと交流をはかることで
少しずつ地域社会に溶け込み、村の子供たちが施設内の図書館に遊びにきたり、
タイで有名なアパレルブランドが施設の子供たちに洋服をプレゼントしたり、と
地域を巻き込んだ活動に広がっています。「千里の道も一歩から」を真摯に
取り組まれている素晴らしい団体です。

日本事務所代表の名取美穂さん曰く、「バーンロムサイ」が抱えている
主要課題(チャレンジ)は2つ。

①一生毎日飲み続けなければならない薬代の継続した確保
薬代は一人あたり1年間で約33万円(30人で990万円)かかるそうで、
「バーンロムサイ」は運営に必要な経費を寄付だけに頼るのではなく、
少しでも自分たちで稼ぎだしたいとの思いから、近隣の女性たちや
少数民族の人たちと敷地内にある小さな工房でモノ作りをしています。

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グリーンなセレクトショップ「DGBH」は、「バーンロムサイ」にデザインを提供し、共同でオリジナルアイテムを
作ることにより、よりデザイン性とクオリティの高いモノ作りのお手伝いしています。
タイシルクのワンピース、ちぢみガーゼのブランケットやスタイなど、
どれも比較的お求めやすいお値段で提供しています。

コラボアイテムはこちらから→
●DGBHオンラインショップ http://dgbh.jp/shopping/category/ladies/dresses/
セレクトスクエア DGBHショップ http://www.selectsquare.com/dgbh/

Vネックワンピース(RD).JPGのサムネール画像

②施設卒業後の進路
タイの孤児院の規則で18歳で卒業しなければいけないため、その後の人生を
自信を持って、しっかりと地に足を付け丁寧に気持ち良く生きられるよう
サポートが必要です。「バーンロムサイ」が運営するゲストハウス「Hoshihana Village」
で働く卒業生や、「もっと勉強がしたい」、「人をキレイにする仕事がしたい」、と
いう子供たち。子供たちが夢を持ち、その夢を叶えられるような環境作りが
課題のようです。

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(写真は名取美穂さん。鎌倉のショップにて。SHOKAYの
オリバーツイストハンドウォーマーをご愛用いただいています!)
 
みなさんも「バーンロムサイ」の活動をいろいろな方法で応援できます!

●賛助会員になる
●寄付する
●バンロームサイの宿泊施設に泊まる

●買って応援する

この4つの応援方法についてDGBH代表の林が以前VOGUEのブログで書いていますのでご覧になってみてください。

(その他バーンロムサイやHoshihana Villageを訪れた記録を綴った
関連記事も是非↓)


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