"世界一生活しやすい都市"ウィーンは
オーガニックな街でもありました!
2012.07.23
Photo &Text:Tamiko Hayashi
出張や休暇で海外に行くと、その土地の素敵なオーガニックレストランや、エコホテル、またフェアトレードやエコ・コンシャスなアイテムを扱うグリーンなショップを探すのは、ファッションブランドのプレス時代からの私の趣味です。そして、これまで、何度か、いくつかの雑誌やウェブマガジンで、そんな"グリーントラベル"を提案してきました。
みなさん、コンサルティング会社マーサーの調査による「世界生活環境ランキング」ってご存知ですか?
ウィーンは、世界221都市中、2年連続1位。(ちなみ東京は40位) "世界で最も生活しやすい都市ナンバー1"に選ばれたところは、他の都市と何が違うのか?"ずっと気になっていました。
そのオーストリア、実はオーガニックの農地率が20%を占める、
世界一オーガニック農業が盛んな国(ちなみに日本のオーガニック率は0.18%)であり、オーガニックなプロダクトのブランドもたくさんあるのです。首都ウィーンに行く機会があったら、ぜひ立ち寄ってほしい3つのスポットを紹介します。
一般的なフルーツヴィネガーはワインにフルーツの果汁を足してヴィネガーにする製法ですが、ゲーゲンバウアー社は、アプリコットならアプリコットの果汁だけを100%使用し今まで誰もしていなかった製法でヴィネガー作りをされています。醸造マイスターが原材料ごとに酵母の種類や量、入れるタイミングを調整し、醸造の方法や時間を微妙に変え、原料そのもののフルーティーな香りや風味、そして酸味が完璧なバランスのヴィネガーを作るのです。
もちろん素材の果物や野菜はオ―ストリアの各農家で有機栽培されたもの。朝、手摘みされた果実や野菜は、その場で果汁にされ、その日のうちにゲーゲンバウアー社に送られるという。
製造工場見学ツアー
http://www.wien.info/ja/sightseeing/tours-guides/gegenbauer-vinegar-brewery
原材料の果物や野菜は傷まないよう、新鮮なうちに真空殺菌でボイルし、マイナス38度で真空冷凍し、マイナス26度で保存。保存料を一切使用せず、果物の60%、野菜の90%は国産のオーガニックのものを厳選。40年続くシュタウズのフルーツジャム&ベジタブルピクルスはとても洗練された味と、おしゃれなパッケージ。それが人気の秘密なのか、世界中に熱心な愛好家がいます。
日本でも明治屋などで購入可能。日本では、砂糖を使用せず、りんごシロップで作られたブルーベリージャムが人気だそうです。個人的にはホワイトアスパラガスのビン詰めが絶品でした!
Staud's Vienna (Pavilion)
Brunnenmarkt Corner of Brunnengasse/Schellhammergasse
1160 Vienna http://stauds.com/hp1/Homepage.htm
有名なカフェ・シュペールも近くにあるグンペンドルファー通りに面したこのショップでは、お客さまの体調、症状にあった、自然治癒力を高めるハーブオイルやティーなどを調合してくれます。また、オーガニックなシャンプー、リンス、ボディソープや入浴剤、サプリメントドリンクなど、ナチュラルな素材のオリジナル商品も充実しています。元々は1886年創業の薬局で、代々薬剤師の家系が経営しています。
現在は、5代目のアレキサンダー・アーマン氏が伝統を守りながらも、モダンなスタイルで展開。ウィーン南部近郊にオーガニックなハーブ農園とファームハウスを持ち、薬局の他に、オーガニックコスメのセレクトショップ、トリートメントサロン「HIDEWAY」や有機野菜を中心にしたメニューのレストランもオープンしています。オリジナルのオーガニックコスメはどれも品質が高く、パッケージもオシャレなので、お土産にもぴったりです。
6, Gumpendorferstrasse 33 Vienna, Austria
http://www.saint.info/
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化粧品で東北支援、
「気仙椿ドリームプロジェクト」 陸前高田市を中心とする気仙地域を継続的に支援しようと、「気仙椿」を使った産業再生、雇用促進のための「気仙椿ドリームプロジェクト」。2013.07.26
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